日本列島は8日も、東日本から西日本にかけて太平洋高気圧に覆われて晴れ、厳しい暑さとなった。8日の全国最高は和歌山県新宮市の39.6度で、この場所の史上最高となった。最高気温35度以上の猛暑日は関東甲信から九州・沖縄の広範囲にわたり、全国914の観測点のうち、155地点に上った。猛暑日が100地点を超えるのは4日連続。30度以上の真夏日は猛暑日を含め518地点だった。
一方で、東北や北陸では梅雨前線が停滞している影響で、大気の状態が不安定になっており、激しい雨となった場所もあった。9日にかけて、大雨による土砂災害や河川の増水・氾濫に警戒が必要だ。
気象庁によると、8日の最高気温は新宮市に次いで、東京都府中市39.2度、三重県桑名市38.9度、さいたま市桜区38.6度などだった。東京都心は36.0度で猛暑日に達した。
8日午後6時からの24時間予想雨量は多い所で、東北、北陸150ミリ。その後の24時間は北陸120ミリ、東北100ミリ。前線は本州付近に停滞し、11日ごろにかけて警報級の大雨となる可能性がある。〔共同〕
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