高知市立長浜小学校の水泳の授業で4年生の男児がおぼれて死亡した事故を受け、高知県教育委員会の長岡幹泰・教育長は8日、「必要な安全対策が十分にとられていなかったものと言わざるを得ない」と厳しく指摘するコメントを発表した。

 県教委は同日付で、県内の34市町村・1学校組合の各教委の教育長あてに、水泳授業での事故防止の徹底を求める通知を出した。長岡教育長のコメントは、この通知にあわせて報道機関向けに出された。

 今回の事故について「学校での授業中に児童が亡くなるという重大かつ深刻な結果となった」とし、事故の要因などの詳細については、警察による捜査が行われると言及した。

 また、県教委はこの日、長浜小学校にスクールカウンセラーを派遣した。

 当分の間、児童の心理的ケアの専門家を複数確保し、事故現場となったプールのある南海中学校の生徒も含めて対応にあたるという。(亀岡龍太)

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