EUの非公式の首脳会議は7日と8日、議長国ハンガリーの首都ブダペストで開かれ、アメリカの大統領選挙で勝利したトランプ氏のもとでの協力関係のあり方などについて議論を交わしました。
会議のあと、EUの執行機関 ヨーロッパ委員会のフォンデアライエン委員長は記者会見を開き「アメリカは私たちにとって最大の経済と貿易のパートナーだ。新しい政権とは最初からよい関係を築いていくことが重要だ」と述べました。
そして、EUが前のトランプ政権との間で互いの鉄鋼製品などに高い関税を課し、貿易摩擦に発展したことを踏まえ、アメリカ第一主義を掲げるトランプ氏のもとでも共通の利益を探っていく姿勢を強調しました。
これに関連してフォンデアライエン委員長は、トランプ氏と7日に電話で会談し、アメリカからのLNG=液化天然ガスの輸入をめぐって意見を交わしたと明らかにし、「われわれはいまだにロシアから多くのLNGを輸入しているが、アメリカ産のLNGに切り替え、エネルギー価格を安く抑えることもできる」と述べ、今後、協議を続けていく意向を示しました。
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