アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ氏は、6日に支持者の前で演説して以降、公に姿を現しておらず、フロリダ州の自宅「マー・アー・ラゴ」で陣営幹部などとともに、来年1月の政権発足に向けた準備を行っています。
トランプ氏は7日、政権の要となる大統領首席補佐官に、みずからの陣営で選挙対策本部長を務めたスーザン・ワイルズ氏を起用すると発表しましたが、これに続き国務長官や国防長官などの主要閣僚の人事の検討を進めているとみられます。
アメリカのメディアは、候補者として共和党の上院議員など複数の名前を挙げていますが、こうした人事には政権の外交や安全保障の方針が反映されることから、関心が高まっています。
一方、各国の首脳たちが、トランプ氏の大統領就任前に早期の会談を模索しているとも伝えられていて、今月には南米でAPEC=アジア太平洋経済協力会議とG20=主要20か国の首脳会議が相次いで行われることから、それに合わせた会談の実現に向けて外交面での動きも活発化しそうです。
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