スペイン東部では、バレンシア州を中心に10月29日から30日にかけて記録的な大雨による洪水が発生し、地元メディアによりますと、死亡が確認された人はこれまでに217人にのぼっているほか、行方がわからない人も多いことから犠牲者はさらに増える可能性が指摘されています。

被災地では地下の駐車場などで今も大量の水がたまっている場所もあり、消防などはポンプを使って排水作業を行っているほか、押しつぶされたり壊れたりした車両を1台1台確認するなど、厳しい状況での捜索を強いられています。

4日には水や食料をのせたトラックなどを積んだスペイン軍の艦船がバレンシアの港に到着しました。

被災地は道路や鉄道への被害で交通網が寸断され、支援が十分に行き渡っていない地域もあり、住民の間からはスペイン政府やバレンシア州当局の対応に不満や怒りの声もあがっています。

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