中国南部の広東省珠海では、11月12日から中国空軍の戦闘機や無人機、それに民間機などが披露される大規模な航空ショーが始まります。

これを前に中国軍は4日にSNSで、航空ショーに初めて参加するロシアの最新鋭のステルス戦闘機「スホイ57」が会場に到着したと明らかにしました。

公開された動画や画像では、スホイ57とする戦闘機が滑走路に着陸する様子などが写っています。

スホイ57をめぐって、ウクライナ国防省はことし6月、ロシア南部の空軍基地に駐機していた機体が「攻撃によって史上初めて損傷した」などと主張していました。

今回の航空ショーは中国の建国75年という節目に開かれ、中国の最新鋭のステルス戦闘機「殲35」(せん)が初めて披露される可能性があり、注目が高まっています。

「殲35」は、中国の新型空母「福建」での運用が伝えられていて、中国としては今回の航空ショーで、ロシアの最新鋭戦闘機とともに披露することで、協力関係の強化をアピールし、対立するアメリカなどをけん制するねらいもあるとみられます。

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