ロシア ウクライナに軍事侵攻(11月4日の動き)
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プーチン大統領 北朝鮮外相と会談
ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワのクレムリンで、北朝鮮のチェ・ソニ外相と会談しました。
会談の冒頭、プーチン大統領は4日がロシアの祝日であることを念頭に、「きょうは休日だが、休日に人に会うということは、とてもすばらしい伝統だ」と述べ、チェ外相は「尊敬するキム・ジョンウン総書記に代わって誠実で温かいメッセージを伝えることができ光栄だ」と応じました。
プーチン大統領としては両国が有事の際の軍事支援を明記した条約に署名するなど、関係を深めていることを誇示するねらいもあると見られます。
ウクライナ政府「北朝鮮軍 攻撃受けている」
ウクライナ政府の偽情報対策センターのコワレンコ所長は4日、SNSにウクライナ軍による越境攻撃が続くロシア西部のクルスク州で、「最初の北朝鮮軍がすでに攻撃を受けている」と投稿しました。
ただ攻撃や死傷者がいるのかなど詳細には触れず、今のところウクライナの大統領府や軍からの公式な発表はありません。
ロシアに派遣された北朝鮮の部隊をめぐってはアメリカのブリンケン国務長官が10月31日、北朝鮮の兵士8000人がクルスク州に配置されたとした上で、今後、数日以内にウクライナ軍との戦闘に加わるという見方を示しています。
EU外相 韓国の国防相・外相と会談し共同声明発表
EU=ヨーロッパ連合のの外相にあたる上級代表は韓国の国防相や外相と会談し、北朝鮮がロシアに派遣した部隊の即時撤収を求めるとともに、ロシアが北朝鮮への見返りとして何を提供するのか注視していくことで合意しました。
EU=ヨーロッパ連合の外相にあたるボレル上級代表は4日、韓国の首都ソウルでキム・ヨンヒョン国防相やチョ・テヨル外相と相次いで会談しました。
会談後、チョ外相とボレル上級代表は共同声明を発表し、北朝鮮によるロシアへの武器の移送と部隊の派遣は国際法に違反しており、世界の安全保障を脅かすとして強く批判したうえで、ロ朝両国に対し軍事協力の中止と部隊の即時撤収を求めました。
また、ロシアが軍事協力の見返りとして北朝鮮に何を提供するのか注視していくとしています。
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