ムンバイの空港に駐機するエア・インディア機(2月)=ロイター

【ニューデリー=共同】インド発着の航空機への爆破予告が相次ぎ、地元メディアは19日、この1週間ほどで40件を超えたと伝えた。近隣空港への緊急着陸や引き返しを余儀なくされたケースもあり、警察が捜査している。いずれも爆発物は確認されていない。

報道によると、南部マドゥライからシンガポールに向かっていたエア・インディア・エクスプレス機に15日、爆破予告があった。シンガポール軍が戦闘機2機を緊急発進させ、人口密集地から離れたルートに誘導。目的の空港に着陸した。

インド拠点の航空会社ビスタラには18日、ニューデリー発の3便に爆発物を仕掛けたとソーシャルメディアを通じて脅迫があった。このうちロンドン行きの便は安全確認のためドイツ・フランクフルトに寄航した。

一連の爆破予告を巡り、警察は16日、4便への脅迫に関与した疑いで少年(17)を拘束した。他の容疑者の特定も進めている。

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