イスラエル軍は、去年10月のイスラエルに対する奇襲攻撃を首謀したとするハマスのシンワル最高幹部を殺害したあともガザ地区での軍事作戦を続けています。
特に北部のジャバリアでは、ハマスの戦闘員が戦闘能力を取り戻そうとしているとして今月6日から地上作戦を始めるなど、再び攻勢を強めています。
地元メディアは19日、ジャバリアの住宅をイスラエル軍が攻撃するなどして20人に上る子どもと女性を含む、合わせて30人以上が死亡したと伝えています。
また、ガザ地区の保健当局はこれまでの死者が4万2500人にのぼったと発表しています。
一方、イスラエル軍がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で戦闘を続ける中、19日もレバノン側から3機の無人機による攻撃があり、そのうち1機が中部カイサリアで建物に衝突したということです。
イスラエル首相府は、カイサリアにあるネタニヤフ首相の私邸が攻撃の標的だったと発表し、当時、首相は不在で、けが人もいないとしています。
ハマスやヒズボラを支援するイランの最高指導者ハメネイ師はシンワル最高幹部の殺害を受け「ハマスはこれからも生き続ける。イランは誠実な戦士たちを支援する」とする声明を出し、イスラエルとの対決姿勢を改めて強調しました。
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