【イスタンブール=時事】イスラエル首相府は19日、中部カイサリアにあるネタニヤフ首相の私邸がドローン攻撃の標的になったと明らかにした。地元メディアなどが伝えた。当時ネタニヤフ氏や夫人は不在だった。ドローンはレバノンから飛来し、イスラエル軍と交戦するイスラム教シーア派組織ヒズボラが発射したとみられる。
軍の声明によると、ドローン3機のうち2機を撃墜し、残る1機が建物に衝突した。負傷者はいなかった。
イスラエル軍はレバノン領内で攻撃を続けている。レバノン保健省は19日、首都ベイルート北郊のジュニエでは空爆で2人が死亡したほか、南部ザフタでもイスラエルの攻撃で3人が死亡したと発表した。
一方、戦闘を「新たに激化させる段階に入った」と宣言したヒズボラも反撃しており、イスラエル軍の19日の発表ではレバノンから50発以上の飛翔(ひしょう)体が撃ち込まれた。
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