このイベントはクライミングを通じて障害者への理解を深めてもらおうと、東京のNPO法人が台湾の体育大学の教授らとともに13日、台北で開きました。
イベントにはおよそ40人が参加し、はじめにNPO法人の担当者が障害のある人と健常者がペアになって行うクライミングの魅力を、実際に壁を登りながら紹介しました。
このあと、参加した人たちもガイドの指示を頼りに、高さ10メートルほどの壁を登っていました。
光を感じる程度の視力だという北部の新北から参加した男性は「最初はどのようにして登ればいいのかわかりませんでしたが、楽しかったです」と話していました。
台湾ではクライミングを楽しむ施設が充実している一方で、障害者の受け入れに課題を抱えているということで、NPO法人では今後も支援や助言を行っていきたいとしています。
NPO法人「モンキーマジック」の小林幸一郎代表は「障害のある人とない人が一緒に楽しむクライミングが根づいてくれたらうれしいです」と話していました。
パラクライミングは4年後に開催されるロサンゼルスパラリンピックで追加競技として採用が決まっています。
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