ウクライナのゼレンスキー大統領は今月、イギリス、フランスなどヨーロッパ各国を訪れ、ロシアの侵攻を終わらせるためにまとめたとする「勝利計画」について、首脳などに直接、説明しました。

これに関連し、ゼレンスキー大統領は12日、フランス訪問の成果について「新たな協力モデルについて話し合った」と述べ、ウクライナとフランスが共同で砲弾などを生産する拠点をウクライナ国内に設置する計画の実現に向けた検討を進めていると明らかにしました。

フランスのウクライナへの軍事支援をめぐっては、ことし6月にゼレンスキー大統領がフランスを訪問した際、フランスがウクライナに供与している自走式りゅう弾砲「カエサル」などに使われている155ミリの砲弾をウクライナ国内で現地企業に委託する形で生産することで合意しています。

ゼレンスキー大統領は今回のフランス訪問で合意の実現に向けてさらに検討を進めたものとみられ、ロシアの軍事侵攻が続く中、ウクライナ軍への砲弾の補給の強化につながるかどうかが焦点となります。

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