【ビエンチャン=三木理恵子】石破茂首相は11日、訪問先のラオスで同国のソンサイ首相と会談した。現地の事情を考慮して日本側が提案する「オファー型」の政府開発援助(ODA)を活用し、ラオスの経済発展を支えると伝えた。水力発電の能力強化を支援し、電力の安定供給や輸出拡大を後押しする。

ラオスの発電量の8割を水力が占める。二酸化炭素(CO2)を排出しないグリーン水素やアンモニアの製造などの技術開発も支援する。首都ビエンチャンの国際空港のターミナル拡張事業に無償資金協力する。

ラオスは2024年の東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務める。両首脳は2国間関係を「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げしていく方針で一致した。

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