NOAA=アメリカ海洋大気局によりますと、太陽では10月、太陽フレアと呼ばれる爆発現象が発生し、電気を帯びた粒子が地球に向けて大量に放出されました。
この粒子が日本時間の11日未明に地球に到達し、地球の磁場が乱れる「磁気嵐」が発生したということです。
磁気嵐の大きさは5段階中、上から2番目だということで、今後さらに強まる可能性もあるとしています。
NOAAはGPSや一部の無線通信、それに送電設備などに影響が出るおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
また、ふだんは緯度の高い地域で観測されるオーロラが、より緯度の低い地域で見られる可能性もあるということです。
太陽はおよそ11年の周期で活動が活発になったり弱まったりすることが知られていて、ことしは活発な時期にあたります。
ことし5月にも太陽フレアが発生した影響で日本も含む世界各地でオーロラが観測されたほか、アメリカではGPSを活用したサービスで太陽フレアが原因とみられる不具合が確認されるなど、経済活動に影響が出ました。
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