【ニューヨーク=吉田圭織】ウクライナのゼレンスキー大統領は国連総会に合わせて22日から訪米している。ニューヨークで開催中の国連総会に出席後、ワシントンでバイデン大統領やハリス副大統領と会談する見通しだ。同氏は「この秋、この戦争の行方が決まる」とX(旧ツイッター)に投稿し、今回の訪米への期待感を示している。
ゼレンスキー氏は国連で24日にロシアのウクライナ侵略をめぐる安全保障理事会の会合に参加し、25日には一般討論演説に登壇する。26日にはワシントンでバイデン氏とハリス氏と会談し、対ロシア戦争終結案「勝利計画」を提示する。ロイター通信によれば、26日には米連邦議会も訪れ、民主・共和両党の議員と面会する見通しだ。
訪米中、ゼレンスキー氏は共和党のトランプ前大統領との会談も探っている。ゼレンスキー氏は一部メディアに対して「会談は26日か27日になる見通しだ」と述べた。
ゼレンスキー氏は23日、国連の「未来サミット」に参加し、日本やインド、ドイツの首相などと会談した。会談の際、岸田文雄首相は「ウクライナ支援を全力で進める」と述べた。ゼレンスキー氏は「首相の強いリーダーシップに感謝する」と応じた。
米国に到着した22日、ゼレンスキー氏は東部ペンシルベニア州スクラントンの砲弾生産工場も訪問した。スクラントンではペンシルベニア州知事や米議会で同州を代表している下院と上院議員と面会した。
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