日中韓3カ国が立ち上げた国際機関「日中韓三国協力事務局」の李熙燮(イ・ヒソプ)事務局長はこのほど京都市内で取材に応じ、2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)に合わせて文化交流を活性化させる考えを示した。3カ国の若者が交流するプログラムを関西で行い「京都や奈良の文化を生かしたい」と話した。
文化交流の一環として、3カ国の大学生などが参加する「日中韓ユース・サミット」を25年は関西地方で開催する方針だ。約50人が模擬サミットや文化交流体験をする。自治体同士の交流も促したい考え。
李氏は立命館大学東アジア平和協力研究センター(京都市)での講演のため、京都を訪ねた。講演では、3カ国の間では貿易や人的交流が増えているものの、一部で不信や嫌悪感が広がっていると指摘。「相互交流で信頼を蓄積するのが重要だ」と強調した。
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