香港の1号店を皮切りに店舗網を広げる

松屋フーズホールディングス(HD)は11日、香港に牛丼チェーン「松屋」の1号店を開く。牛めしや焼き肉定食など日本と同様の商品を扱う。同社は7月下旬にモンゴルにフランチャイズチェーン(FC)の1号店を開業するなど海外展開を進めている。店舗網を香港に広げることで海外事業を底上げする。

1号店は直営で、11日に香港の商業施設「荘士倫敦広場」内に開業する。席数は45席。牛めし(Mサイズ)で35香港ドル(660円)、焼き肉定食で59香港ドル(1100円)などを提供する。1号店を皮切りに順次、「日系飲食店の人気が高い香港で店舗を拡大していく」(同社)としている。

松屋フーズは2009年に中国・上海に「松屋」の直営1号店を開業して海外展開を本格化した。14年にはとんかつ専門店の「松のや」の海外展開を始めるなど海外での店舗数を増やしてきた。足元では牛丼店やとんかつ専門店などを中国と台湾、モンゴルに計19店展開しているが、今後海外展開を加速させる。

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