バイデン氏はノルマンディー上陸作戦80周年の式典に出席するためフランスを訪問する=ロイター

【パリ=共同】サリバン米大統領補佐官は5日(米東部時間4日)、フランスに向かう機中で記者団に、バイデン大統領が6〜7日にフランス北西部ノルマンディー地方を訪問するのに合わせ、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談すると明らかにした。侵略を続けるロシアに対し、安全保障面での連携を強化する。

バイデン氏は4日、米国からフランスへ出発。9日までの滞在中、6日のノルマンディー上陸作戦80周年の式典に出席するほか、7日にもノルマンディー地方で演説する。式典にはゼレンスキー氏も参列する。

また、カービー米大統領補佐官は、バイデン氏とフランスのマクロン大統領がパリで8日に臨む首脳会談で、制裁のために凍結したロシアの資産をウクライナ支援に活用する方策を協議すると明らかにした。13〜15日にイタリアで開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)での合意形成の地ならしを図る。

マクロン氏はバイデン氏を国賓として迎える。会談では、ウクライナやパレスチナ自治区ガザの情勢、インド太平洋地域の安全保障やパリ五輪の安全確保に向けた連携も話し合う。

バイデン氏は13〜14日にG7サミットに出席し、最終日の15日は参加を見送って選挙運動のため米国に戻る。

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