【サンパウロ=共同】パラグアイ南部イタプア県ピラポの住宅で2日、日本国籍の男性2人が殺害されているのが見つかった。地元メディアが4日までに報じた。2人は兄弟で、頭部に鈍器で殴られたような傷があり、警察は強盗殺人事件とみて捜査している。

警察や日系人団体によると、2人は岩手県出身で60〜70代のスガワラ・タケミさんと弟のツタエさん。パラグアイに移住し、長く農業関係の仕事をしていた。在パラグアイ日本大使館は、警察と連携して情報収集を進めている。

報道によると、2日夕、ツタエさんから家に来るよう連絡を受けた知人男性が、家のドアが施錠されていたり連絡が付かなくなったりしたことを不審に思い通報。警察官がドアを破り、部屋と廊下で倒れている2人を発見した。

イタプア県は移住した日本人や日系人が多く住むことで知られる。〔共同〕

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