会見に登壇したダイキンの松本親明大阪・関西万博担当部長(右)とサントリーHDの前波美由紀氏(24日、大阪市北区)

サントリーホールディングス(HD)とダイキン工業は24日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)で実施する水上ショーの詳細を発表した。主人公の子ども「アオ」や精霊「ドードー」を中心に、水と空気をテーマにした物語を展開する。声優には俳優の夏木マリさんや、タレントの友近さんを起用する。

夜間に実施する水上ショー「アオと夜の虹のパレード」は、ある言い伝えが残る島を舞台に、生きものたちが祝祭を繰り広げる物語になる。アオは若手俳優の毛利花さん、水と空気の精霊、ドードーはタレントの友近さん、島の言い伝えを教える「おばあちゃん」は俳優の夏木マリさんが声優を務める。

オブジェに水を上から落とす滝のような「ウォーターカスケード」と約300基の噴水に光を当てたり映像を映し出したりする。サントリーHDとダイキンが事業の中心に据える水と空気がテーマだ。万博が開幕する4月13日から毎日2回実施する。

昼にも噴水を使用したショーを実施する。観客参加型のイベントもある。スマートフォンで拡張現実(AR)を楽しめるデジタルコンテンツも展開する。

同日の記者会見に登壇したサントリーHDの前波美由紀大阪・関西万博推進室長は「観客の皆さんに楽しんでいただきながら、水と空気について考えるきっかけにしてもらいたい」と話した。

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