宮城県多賀城市は、シェークスピアの「冬物語」をモチーフにした劇を22〜24日に多賀城市民会館で上演する。多賀城創建1300年の記念事業の一環。古代東北を舞台とし、東日本大震災での「喪失」と「再生」をテーマにした物語で、市民を中心とする有志らが出演する。
実行委員会が主催し、東北弁でシェークスピア劇を上演する「シェイクスピア・カンパニー」を主宰する下館和巳・東北学院大学名誉教授が演出を受け持つ。「市民と一緒になって原作を読み合わせるなど、一から劇をつくり上げた」(下館氏)といい、構想も含めると、約2年間かけて準備した。
多賀城はことしが創建1300年の節目にあたり、市は記念事業を22年から順次実施している。国の特別史跡「多賀城跡」の正門にあたる南門の復元や、東北歴史博物館での展示会開催など多岐にわたる。
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