アマダは14日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比11%減の360億円になりそうだと発表した。従来予想は1%増410億円で、一転減益となる。企業の設備投資意欲の回復が想定より遅れ、主力の金属加工機の販売が伸び悩む。
売上高にあたる売上収益は微増の4050億円、営業利益は6%減の530億円を見込む。それぞれ100億円、60億円下振れする。
山梨貴昭社長は同日のオンライン記者会見で「顧客の景況感は改善しているが、下期に需要は急回復しない」と説明した。受注高は100億円引き下げて2%増の3900億円とした。年間配当は2円増の62円とする従来予想を据え置いた。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比1%減の1845億円、純利益が24%減の151億円だった。国内やアジアの販売減などが採算悪化につながった。円安は利益の押し上げ要因になったが、補えなかった。
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