TOYO TIREは13日、2024年12月期の連結純利益が前期比17%減の600億円になる見通しだと発表した。31%減の500億円を見込んでいた従来予想から100億円上方修正した。重点を置く高付加価値タイヤの販売比率が伸び、一部の政策保有株の売却益も勘案した。

24年12月期の営業利益は従来予想から50億円積み増し、前期比12%増の860億円になる見通し。売上高は予想を据え置き、1%増の5600億円とする。業績の上方修正を受け、期末配当を従来予想より5円増やし、60円とすると発表した。年間ベースでは110円と前期実績から10円の増配となる。

10〜12月期の平均為替レートは1ドル=141円と想定する。対ドルで1円円安になると年間の営業利益を8億円押し上げる計算になる。

同日に発表した24年1〜9月期連結決算は、売上高が前年同期比3%増の4206億円、純利益が3%減の551億円だった。高付加価値タイヤの販売比率が伸び、円安も追い風になり売上高は過去最高だった。

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