石油資源開発は13日、2025年3月期の連結純利益が前期比46%増の785億円になりそうだと発表した。従来予想(18%減の440億円)から345億円上方修正した。保有するINPEX株の一部を年内に売却すると決め、約420億円の特別利益の計上を見込む。
石油資源開発は24年6月末時点で、INPEX株式の約4%を保有する。このうち一部を売却する。得た資金は米国での資源開発や脱炭素ビジネスなど、成長投資に充てる。
売上高は12%増の3640億円と計画を56億円上回りそうだ。経常利益は21%減の542億円と想定から36億円減るとした。液化天然ガス(LNG)の販売が好調なものの、円の上昇傾向が続くと想定して為替差損の計上を見込む。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比22%増の1836億円、純利益が24%減の211億円だった。
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