新日本建設が13日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比5%減の43億円となった。資材高騰と労務単価の上昇で建設事業の利益が落ち込んだ。売上高は10%増の546億円で、中間期としては過去最高だった。増収は4期連続、減益は4期ぶりとなった。
事業別の売り上げは建設が7%減の342億円、開発が59%増の203億円で、建設のマイナスをマンションを中心とする開発事業が補填した。千葉県内では4〜9月にマンション2棟が完成・完売。25年3月には「エクセレントシティ本厚木駅前」(神奈川県厚木市)も引き渡しとなる予定で、通期の売り上げに貢献する見込みだ。
25年3月期の通期業績予想は据え置いた。高見克司社長は「建設業界の人手不足感が強まる中、下請けの確保と自社での現場監督の採用をいかに進めるかが焦点だ」と述べた。
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