新千歳空港では韓国や台湾便の増加がけん引しコロナ前の運航数を上回った(8月、新千歳空港)

北海道がまとめた道内空港の国際線運航状況によると、2025年1月時点の運航数は週あたり255往復となる。前年同月比で100往復増える。韓国や台湾路線が好調で20年同月に比べ13%増となり、新型コロナウイルス禍前の水準を上回る。

空港別では新千歳空港が週241往復。前年同月比では63%増、コロナ前の20年同月と比べると14%増加する。函館空港は8往復で、前年同月の5往復を上回るが、20年1月の12往復には届かない。20年と24年に週2往復だった旭川空港は韓国のアシアナ航空の定期便運航が決まり、週6往復に増える。

国・地域別では韓国便が最も多くなる。新千歳空港では100往復を超え、前年同月比で46%増、コロナ前比では3倍弱の水準となる。コロナ前は日韓関係の悪化で韓国便の休止が多くなっていたことも影響している。

台湾路線は3空港合計で50往復超、新千歳で運航する香港便は28往復となる。いずれも前年とコロナ前実績を超えた。20年1月に70往復が運航していた中国路線は44%減の39往復にとどまる。タイ便もコロナ前の水準に届かない。欧米やオーストラリアと結ぶ便も戻っていない。

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