川崎汽船は年間配当を上積みする

川崎汽船は5日、2025年3月期の年間配当を従来予想から15円増やし1株100円にすると発表した。同社は24年4月1日付で1株を3株に分割しており、分割後のベースで前期の年間配当は約83.3円だった。あわせて900億円を上限とする自社株買いも新たに実施する。大株主の保有割合に応じて立会外取引で買い取る。中東情勢の緊迫の長期化に伴いコンテナ船運賃上昇で利益が上向いており、株主還元を強める。

同日、2025年3月期の連結純利益が前期比2.3倍の2350億円になる見通しだと発表した。従来予想の2100億円から上方修正した。コンテナ船運賃の上昇を受けて、持ち分法適用会社のコンテナ船会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」の業績が上振れする。

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