トヨタ自動車が設立した一般財団法人「トヨタ・モビリティ基金」(東京・文京)は4日、交通事故防止を啓発する催しを愛知県豊田市で開いた。同市との共催で、市内の事故が多い交差点を仮想現実(VR)技術で再現したシミュレーターなどを展示。350人超が来場した。
会場では、複数のデータを重ね合わせて危険な場所がわかるようにした同市内の地図も紹介した。コネクテッドカー(つながる車)技術で収集する走行データや、児童や保護者ら約1万2600人への調査を組み合わせた。事故が多発する交差点を再現したシミュレーターでは、親子で歩行者と車の両方の視点を体験できるようにした。
同基金の担当者が取り組みを紹介し、歩行中の交通事故死傷者で年齢別で最も多いのは7歳であることなどを説明。子供への啓発の重要性を訴えた。
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