10月に開業したニンテンドーミュージアム=任天堂提供

任天堂が5日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比60%減の1086億円だった。4〜9月期の減益は21年以来3年ぶり。主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売減が続くほか、前年同期に大型タイトルの新作ソフトがヒットした反動が出た。純利益は直近の市場予想平均(QUICKコンセンサス)を1割強下回った。

売上高は34%減の5232億円、営業利益は57%減の1215億円だった。スイッチの販売台数は31%減の472万台、ゲームソフトは28%減の7028万本。4〜9月の実績を踏まえ、スイッチの25年3月期の販売計画を従来予想より100万台少ない1250万台に見直した。

同時に25年3月期の業績見通しも一部修正した。売上高は前期比23%減の1兆2800億円、営業利益は32%減の3600億円を見込み、従来予想より700億円、400億円それぞれ下方修正した。39%減の3000億円としていた純利益の予想は据え置いた。

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