PayPay給与払いの導入にあたり就業規則の変更などを済ませた(ニチガスの本社)

LPガス大手の日本瓦斯(ニチガス)は5日、希望者を対象に給与の一部をスマートフォン決済のPayPayで支払うと発表した。グループ全社の正社員、嘱託社員、パート社員の計約2000人を対象に25日から実施する。会社のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、社員の利便性向上につなげる。

希望者は自身のPayPayアカウントで受け取る。受取額は1万円、3万円、5万円、10万円の中から選べる。

同社グループはデジタルでの給与払いを開始するにあたり、すでに労使協定への対応や就業規則の変更を済ませた。同社が実施した事前アンケートでは既に約250人がデジタル給与を希望している。「これまでもビットコインによるエネルギー利用料金支払いなどDXを進めてきた。デジタル給与により、社員のDXマインドを向上させたい」(同社)と説明した。

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