三越銀座店食品バイヤーの小泉雅昭氏㊨は催事を「銀座の名物イベントにしていきたい」と意気込む(24日、東京都中央区)

たこ焼き店「築地銀だこ」を展開するホットランドは24日、三越銀座店(東京・中央)でデパ地下の食品とコラボした高級たこ焼きの販売を始めた。縁日に見立てた催事場で1舟1000〜2000円台のたこ焼き6種を週替わりで提供する。5月6日までの期間限定。インバウンド(訪日外国人)や家族連れの来店を見込む。

24〜30日は伊トリュフ専門店「サヴィーニ・タルトゥーフィ」とコラボした「香るトリュフのポルチーニソース 」(2160円)などを販売する。キャビアに見立てたジュレ状のトリュフエキスをたこ焼きに乗せて高級感を演出した。

伊トリュフ専門店とコラボしたたこ焼き「香るトリュフのポルチーニソース 」(24日、東京都中央区)

5月1〜6日には中華総菜「桂林」特製のえびチリを添えた「ぷりぷり海老のエビチリ」(1944円)などを販売する。東京・銀座の歌舞伎座や富士山や桜といった日本らしさを浮世絵で表現した箱で提供する。

三越銀座店が開催する「GINZA de EnNiChi」内に出店した。催事場は免税カウンターに隣接し、英語表記のメニュー看板も用意した。ショッピングセンターへの出店が多いホットランドが百貨店と連携するのは初めて。同社は「主婦層など百貨店の客層に銀だこのたこ焼きを届けたい」として新規顧客の開拓につなげる考えだ。

三越銀座店も顧客層の拡大に向け、大手外食企業との連携を強めてきた。2023年9月には「モスバーガー」を展開するモスフードサービスと組み、デパ地下の総菜などとコラボした高級バーガーを販売した。開催した2週間で約1万2100食を販売し、客の約7割がカード会員以外の新規客だったという。

三越銀座店で食品のバイヤーを担当する小泉雅昭氏は「子どもの記憶に残る『縁日』にしたい。店舗数日本一のたこ焼き店である銀だこと組むことで、今後銀座の名物イベントにしていきたい」と意気込んだ。

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