ロンドンにある英イングランド銀行の建物(ゲッティ=共同)

 【ウィーン共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は1日、政策金利を0.25%引き下げ、5.0%にした。物価高騰が和らぎ、物価上昇率が目標の2%まで低下したことを踏まえた。利下げは2020年3月以来、4年5カ月ぶり。

 ベイリー総裁は1日に公表した声明で「物価上昇圧力は十分に和らいだ」と述べた上で、今後の追加利下げは慎重に進める意向も示した。

 英国の6月の物価上昇率は前年同月比2.0%で、伸び率は前月から横ばいだった。ただ、サービス価格の上昇率は5.7%と高水準が続いている。

 BOEは新型コロナウイルス感染症が広がった20年3月、経済を下支えするため、政策金利を0.1%まで下げた。

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