グリーが1日発表した2024年6月期の連結決算は、純利益が前の期比50%減の46億円だった。前の期は投資先のファンドの分配益などで58億円の黒字と好調だった投資事業の営業損益が8800万円の赤字に転落したことが大きい。主力のゲーム・アニメ事業で新作ゲームのリリースがなかったことも響いた。
売上高は19%減の613億円だった。ゲーム・アニメ事業の営業利益は9%減の69億円だった。メタバース事業ではライブ配信アプリなどのプラットフォーム事業が好調で、営業損益は2億600万円の黒字（前の期は3億3700万円の赤字）に転換した。
25年6月期の業績予想は投資事業が市況の影響を受けるとの理由で非開示とした。投資事業を除いた売上高は前期比2%増の599億円を見込む。
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