アクティビスト(物言う株主)として知られる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが、パソナグループ株の約5%を保有していることが29日分かった。オアシスが同日、関東財務局に提出した大量保有報告書で判明した。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」で、「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としている。

大量保有報告書によると7月25日までにパソナGの発行済み株式のうち5.02%にあたる209万4200株を取得した。取得金額は44億円。パソナGの2023年5月期の有価証券報告書に基づく株主構成から勘案すると、第5位の大株主に相当する。オアシスは2017年に、パソナGに経営改善を求めたことがある。

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