シャープは29日、公式オンラインストア「ココロストア」などに不正アクセスがあったと発表した。サイトで商品やサービスを注文した顧客203人の氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報が流出したほか、サイトにアクセスした約10万人についても個人情報が流出した可能性があるという。シャープではオンラインストアなどのサービスを停止し、メールなどで注意喚起を始めた。

シャープは22日にココロストアに不正アクセスがあったことを把握し、ココロストアと食材宅配サービス「ヘルシオデリ」の利用を一時停止した。不正アクセスの原因となったソフトウエアの脆弱性については対策を施したとしているが、安全性を確認できるまで両サービスの利用を停止する。

6月下旬の一定期間にココロストアとヘルシオデリで注文をした203人の個人情報が漏洩したという。シャープでは個人情報の不正利用は確認されていないとしている。

また、7月19日午前から22日午前にかけて、ココロストアで注文したり、ログインをしたりした顧客約2万6000人は悪意のあるサイトに誘導されて、ウイルスを強制的にインストールされた可能性があるという。シャープでは、この期間に新規にクレジットカードの情報を登録したケースでは、氏名や住所に加えてカード情報が流出した可能性が否定できないとしている。この同期間にココロストアにアクセスした約7万5000人の利用者も個人情報が流出した可能性があるという。

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