不具合が続く群馬県の財務会計システムで新たな支払いミスが判明したと発表する山本一太知事(25日、県庁)

群馬県は25日、不具合が続く財務会計システムで新たに支払いミスが計57件判明したと発表した。44人に対し不動産鑑定料や講師謝礼などから源泉所得税を差し引かずに払っていた。総額で19万3378円。県は対象者に謝罪のうえ未控除分の返納を求めて説明を進めている。

県は2024年度から新システムを導入したが、12日に二重払いや支払い遅延などが計10件起き、23年度決算の集計も遅れていると発表した。決算の集計は25日午前に終え、導入を担当した両毛システムズと改修を進めている。25日の定例記者会見で改めて陳謝した山本一太知事は「原因究明と安定稼働に全力をあげる」とした。

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