福岡県水素グリーン成長戦略会議は定期総会を開き、24年度の事業計画を決定した(25日、福岡市)

水素による成長を目指す産学官連携組織、福岡県水素グリーン成長戦略会議(福岡市)は25日、定期総会を開き、2024年度の事業計画を決定した。北九州市の響灘臨海部での水素サプライチェーン(供給網)の構築や諸外国との産学官交流などを推進する。需要の底上げに向けて燃料電池(FC)トラックの導入も促していく。

総会では福岡県の服部誠太郎知事が水素拠点について「北九州は有利な点を備えている。(国による支援策の採択)獲得を目指し、しっかり取り組んでいきたい」と挨拶した。総会後は豪化学大手オリカや伊藤忠商事、いすゞ自動車などの幹部が水素関連の取り組みについて講演した。

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