一部のスイートルームからは三条通り沿いのモダンな建物が望める

三井不動産は31日、「三井ガーデンホテル京都三条プレミア」を開業する。高価格帯のプレミアブランドは全国10軒目で、京都では初出店。客室の4割が広々としたキングルームで、フィットネスジムや完全予約制の貸し切り浴場も備える。ビジネス利用のほか、家族連れの観光客やインバウンド(訪日外国人)の取り込みを狙う。

地上5階・地下1階建てで、客室数は185室。客室の平均面積は30平方メートルを超え、プレミアの中でもゆとりのある部屋に仕上げた。地下鉄2路線が利用できる烏丸御池駅に近く、二条城や平安神宮などへのアクセスがいい。価格は2人利用で1泊朝食付きで3万5000円から。

三井ガーデンホテルは初めて完全予約制の貸し切り風呂を設けた

外国人客比率が8〜9割になると見込む。外国人スタッフを積極的に採用するほか、三井ガーデンホテルでは初めて「プライベートバス」を設け、大浴場に抵抗感のある外国人らも利用しやすくした。23日に開いたメディア向けの内覧会で、ホテル・リゾート事業を統括する内川孝広部長は「従来のビジネスホテルのイメージからレジャー・観光客向けに寄せていきたい」と述べた。

三井ガーデンホテルプレミアは27年春、大阪・堂島でも開業予定だ。内川氏は東京にもまだ出店余地があるとしたうえで、観光地や都市部を中心に様々な価格帯のホテルをそろえる方針だ。

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