パリ五輪女子やり投げ代表の斉藤真理菜選手は「気負わずに楽しんで全力で投げ切れればいい」と話した(22日、浜松市内)

スズキアスリートクラブに所属する女子やり投げの斉藤真理菜選手(28)がパリ五輪へ日本代表としての出場を前に浜松市内で報道陣の取材に応じた。茨城県出身の斉藤選手は小中学生まで硬式野球の外野手としてプレーし、高校からやり投げに転じた。「肩の強さは野球で培った」と話し五輪での活躍を誓った。

国士舘大学を卒業後、2018年にスズキに入社。傘下の販売会社で働きながら世界陸上やアジア大会などに出場してきた。五輪は初出場。スズキの所属選手では16年のリオ以来2大会ぶりとなる。自己ベストが目標だが「考えすぎずしっかり投げ切りたい。楽しむ姿を見せて(会社の)皆さんに喜んでもらいたい」とした。

20年からトレーニング方法を変え、体をバランスよく動かせるようになったことで柔軟性やパワーが上がり成績につながったという。同じ女子やり投げ代表で23年の世界選手権覇者の北口榛花選手については「リスペクトはある」としつつ、「パワーやスピードでは負けていない。違った強みがある」とライバル心ものぞかせた。

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