YKKAPは国の認定の仕様に適合しない玄関ドアを販売していた

YKKAPは23日、過去に販売した玄関の防火ドアの性能評価試験で、一部の項目で不当な調整をしていたと発表した。防火性能を高めるように手を加えていたという。すでに改修対応を進めているという。

集合住宅や事務所ビルなどに使われる鉄製の玄関ドアで、1996年4月〜2007年12月の期間に施工された117棟(計981セット)が対象となる。不正には複数の従業員が関与していたという。

23年に国土交通大臣認定の仕様に適合しないドアを出荷していたことが明らかになり、弁護士による外部の調査委員会を設置し、詳しく調べていた。

同社は23日に発表した声明で「調査結果を真摯に受け止め、再発防止策の速やかな実行と信頼回復に取り組む」としている。

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