京王電鉄は京王相模原線の京王多摩川駅(東京都調布市)前で開発を進めている区域の基盤整備工事を7月に着手すると発表した。2021年に閉園した欧風庭園「京王フローラルガーデンアンジェ」の跡地など社有地を含む約2.8ヘクタールの敷地で土地区画整理事業を実施。28年度までの完成を目指し、集合住宅、店舗、福祉施設などからなる3棟を建設する。
駅から最も近いB棟は地上10階建てで214戸の賃貸住宅のほか、店舗や保育所、医療・福祉施設を配置し、27年7月ごろの開業予定。C棟は12階建てで264戸の分譲住宅、同年12月ごろの開業を予定する。A棟については未定。広場や歩行者空間の整備とともに、駅舎の改良も進める。
住宅のリノベーション事業などを展開する子会社のリビタ(東京・目黒)が参画してコミュニティー醸成を促すノウハウを提供するなど、京王グループとしてのまちづくりを具体化する。
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