電通Gは海外事業が不振

電通グループが14日発表した2024年1〜3月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比53%減の55億円だった。同期間では2年連続の減益だった。景気減速懸念や競争激化などで米国や中国、欧州で広告事業が不振だった。インターネット広告の成長などで日本は堅調だったが補えなかった。

売上高にあたる収益は9%増の3329億円だった。23年に買収した英タグなどのM&A(合併・買収)や円安が増収につながった。営業利益は44%減の144億円。特に欧州・中東・アフリカやアジア・太平洋が不振だった。

24年12月期通期の業績予想は従来予想を据え置いた。収益で前期比4%増の1兆3567億円、最終損益で617億円の黒字(前期は107億円の赤字)を見込む。

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