第172回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が12日付で発表された。芥川賞にはデビュー作以降、3作連続の候補入りとなる安堂ホセさん(30)らの5作が、直木賞には地球惑星科学の研究者から作家に転身した伊与原新さん(52)らの5作がノミネートされた。
選考会は来年1月15日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。
候補作は次の通り。(敬称略)
【芥川賞】安堂ホセ「DTOPIA(デートピア)」(「文芸」秋季号)▽鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」(「小説トリッパー」秋季号)▽竹中優子「ダンス」(「新潮」11月号)▽永方佑樹「字滑り」(「文学界」10月号)▽乗代雄介「二十四五」(「群像」12月号)
【直木賞】朝倉かすみ「よむよむかたる」(文芸春秋)▽伊与原新「藍を継ぐ海」(新潮社)▽荻堂顕「飽くなき地景」(KADOKAWA)▽木下昌輝「秘色の契り」(徳間書店)▽月村了衛「虚の伽藍」(新潮社)〔共同〕
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