大正から昭和にかけて京都府北部の各地を結んだ「加悦鉄道」を走っていた、100年ほど前に作られた国産の蒸気機関車は、与謝野町で展示されていましたが、4年前に施設が閉鎖されたことから、一時は解体される恐れがありました。

しかし、鉄道愛好家たちがクラウドファンディングで、修繕や新しい展示先への移動の費用、およそ1000万円を集めたことから、12月から千葉県いすみ市内の施設で展示されることになり、13日、トレーラーに乗せられ、関係者に見送られながら出発しました。

クラウドファンディングを行った佐瀬賢太郎さんは「見捨てたくなかったので、多くの人の支援をもらえ嬉しかったです。千葉で機関車の姿を見るのが楽しみです」と話していました。

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