せなさんは東京出身で、高校卒業後、児童書の挿絵を描く仕事を始め、1969年、37歳のときに「いやだいやだの絵本」のシリーズで絵本作家としてデビューしました。

身近にある包装紙などを切り貼りした温かみのある貼り絵が特徴で代表作の「ねないこだれだ」や「おばけのてんぷら」に登場する愛くるしい「おばけ」のキャラクターがよく知られています。

すぐ泣き出してしまう子どもが涙に溺れて最後は魚になってしまう「あーんあん」など自身の子育て経験を基に豊かに発想した独自の世界観とストーリーが今も多くの子どもたちをひきつけています。

出版社によりますと、せなさんは、今月23日、老衰のため神奈川県の自宅で亡くなりました。

92歳でした。

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