フィリピンの東の海上にある大型の台風21号(コンレイ)は発達しながら北上し、31日から来月1日ごろ、非常に強い勢力で沖縄地方に接近する恐れがある。沖縄地方では大荒れや大しけとなり、進路によっては、先島諸島を中心に警報級の大雨や高潮となる可能性がある。

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 気象庁によると、台風21号は28日正午現在、時速15キロの速さで西北西へ進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートルで、最大瞬間風速は35メートルとなっている。

 台風は2日には熱帯低気圧に変わる見込みだが、湿った空気が日本列島に流れこみ、雨となる可能性もあるため、気象庁は台風から離れた地域でも最新の情報に注意するよう呼びかけている。(力丸祥子)

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