デブリ採取装置。爪形の器具(左下)でデブリをつかむ(東京電力提供)
東京電力は28日、福島第1原発2号機で中断していた溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業を再開した。作業中に映像が映らなくなったデブリ採取装置のカメラ2台の交換を完了し、映像が正常に映ることを確認したほか、異常が再発した際の対応も確認したとしている。 計画では、原子炉格納容器の貫通部から最長22メートルに伸びる伸縮式装置を差し込み、先端の爪形器具で3グラム以下のデブリをつかんで回収する。デブリの回収に成功すれば、2011年3月の事故発生以来初めて。 装置がデブリに到達するまで1週間程度、回収まで2週間程度を見込んでいるが、短縮できる可能性があるとしている。
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