陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが訓練で離陸の際、機体の一部が地面に接触して損傷する事故があり、陸自は28日までに全機の飛行を見合わせた。機体には16人が搭乗していたが、けが人はなかった。

防衛省によると、27日午前11時40分ごろ、沖縄・与那国島の陸自与那国駐屯地で、オスプレイが離陸直後に機体が左右に揺れて姿勢が不安定になり、左翼の下部が地面と接触。機体の一部が損傷した。同機は日米共同統合演習「キーン・ソード」で負傷者を搬送する訓練中で、搭乗員5人とほかに11人が乗っていた。

陸自オスプレイは全17機を運用する計画で、2020年から千葉県の木更津駐屯地に暫定配備を始めている。損傷事故は初めてで、原因が判明し、対応策が徹底されるまで運用を一時中止する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。