海外の投資ファンドへの出資を無登録で募ったとして、岡山県警は、宣伝広告会社の代表ら6人を金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで逮捕し、23日に発表した。関係先から押収したパソコンや預かり証などから、44都道府県の約900人から総額約54億円を集めたとみている。
生活安全捜査課によると、逮捕したのは「グローバル・プロジェクト・パートナーズ」(東京都港区)の植田雄輝容疑者(38)=同区=や関連会社役員ら。認否は明らかにしていない。
逮捕容疑は2019年8月~20年5月、元本保証と高配当をうたい、無登録で海外ファンドへの出資を募って、松山市の会社役員の女性や東京都練馬区のナレーターの女性ら5人から計240万円を集めたというもの。
同社はセミナーやSNSなどで出資者を募っていたという。22年9月、出資した岡山県内の女性から「元本が返金されない」と県警に相談があったという。(上山崎雅泰)
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