この授業は足立区の選挙管理委員会と大学生が協力して企画し、花畑北中学校の3年生36人が参加しました。
模擬選挙は、「オンライン投票」への賛否をテーマに行われ、生徒らは、それぞれの主張が書かれた選挙公報をもとに、オンラインで選挙を実施した場合「投票の秘密が守られるかどうか」や「スマホやパソコンを持たない高齢者でも投票できるのか」などについて意見を交わしました。
そして、実際の選挙で使われる記載台や投票箱を使って、各自1票ずつ投じていました。
足立区は、前回の2021年の衆議院選挙や、ことし7月の東京都知事選挙の投票率が、いずれも東京23区の中で最も低くなっていて、模擬選挙を主催した選挙管理委員会は、今後、有権者となる地元の若い世代に働きかけを続けたいとしています。
参加した女子生徒は「選挙は先のことだと思っていたが、今から政治に関心を持って、誰が自分と考えが近いか見極めたいです」と話していました。
男子生徒は「有権者になったら政党や候補者の公約を確認して、どんな未来にしたいかを考えながら投票したい」と話していました。
足立区選挙管理委員会事務局の山田勝之さんは「親が投票に行く姿を子どもに見せれば、若者の投票率も上がると思います。大人は責任を持って投票してほしい」と呼びかけていました。
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